今年はワールドカップイヤー

平昌オリンピック・パラリンピックも終わり、徐々に春の話題が増えてきました。
明日(3月23日)からは、日本代表のテストマッチ(マリ戦日本時間21:20キックオフ)が開催されます。冬季オリンピックの興奮をそのままに、勢いを保って続いてほしいものです。
ワールドカップ本戦までの間に、たくさんの試合があるわけではないので、頑張ってほしいものです。
昨年、サッカー日本代表への(勝手な)提言という記事を記載しました。ワールドカップ出場を決めた選手の中でも、貢献度の高かった選手や、今後の課題を素人なりに記載したものです。
その後のチームとしての熟成がどのように進んだか?新しい戦力はいるのか?今回のテストマッチには期待したいところです。



大きな課題が残っている

期待も大きい反面、実は心配な点もあります。フリーキックのキッカーが居ない、というのです。
あれ?そうだっけ?と思われると思いますが、この記事をご覧ください。

 公式記録の得点経過欄を確認する。ない。

ページをめくって、1つ前の試合を確認する。ない。

めくる、ない。めくる、ない。めくる、ない。

ひたすら単純作業を続けること59試合目。ようやく、あった。2013年9月6日、キリンチャレンジカップ・グアテマラ戦の76分に、遠藤保仁が決めていた。

日本代表の、直接FKによるゴールである。

かつては木村和司、名波浩、中田英寿、小野伸二、中村俊輔、遠藤、小笠原満男、本田圭佑などなど。日本代表には、FKの名手が数多くいた。苦しい展開でも、彼らの一撃が試合の流れを変え、接戦をものにしてきた。’10年の南アフリカW杯では、本田と遠藤による2つの直接FKが、日本をベスト16に導いている。

ところが、現在の日本代表は深刻なプレースキッカー不足に陥っている。冒頭で調べたとおり、最後にFKで直接ゴールが決まったのは4年以上前。アギーレ体制でも、ハリルホジッチ体制でも、1本もFKによるゴールは決まっていない。
(略)

この記事を読んだとき、びっくりしました。4年以上、フリーキックによる直接ゴールがない…。
日本代表による試合数自体が少なくなった、という可能性はあるかもしれません。しかし、昨年はワールドカップ予選をホームアンドアウエーで戦っています。その間に一度も直接ゴールが無いということ自体が異常であると考えるべきでしょう。
そりゃ、得点力不足になるのも仕方ありませんよね。チャンスに決めることができないようでは。

記事の中では三浦淳宏が、このように述べています。

 三浦淳寛。言わずと知れたFKの名手である。多彩な球種を蹴り分け、日本におけるブレ球FKのパイオニアでもある。’99年のコパアメリカ・ペルー戦では、見事に直接FKを突き刺している。

三浦氏に今回の取材テーマを伝えると、少し寂しそうな、少し悔しそうな表情で、語り始めた。

「4年以上も代表戦でFKによるゴールが決まっていないということは、日本のトップレベルにおいてセットプレーへの意識、重要度が落ちている証拠だと思います。世界レベルの相手と対戦したとき、フィジカルのぶつかり合いではまだまだ勝てない。そんな中で、セットプレーは唯一、誰にも邪魔されないでボールを蹴ることができる。南アフリカW杯で証明したように、日本が世界で勝つために、この武器を活かさない手はないんです。それなのに、現在の日本代表にはキッカーに名乗り出る選手すら少ない

日本人特有の?譲り合いの精神ゆえか、名乗り出る選手すら少ないようではなかなか難しいものでしょう。
譲り合い?という点は、さておいて個人的にはこの4年間のキッカーは、キッカーとして指名しないということでいかがかと思います。4年間で一番多く蹴った選手は誰なのか?調べていませんが、4年間キッカーとして指名されてきた選手に、日本代表のフリーキックを任せるのは無理というものです。
また、ただでさえ、緊張感が半端ない状態です。技術だけでなく気持ち的にも強い選手にお願いする必要があります(その意味では本田は、キッカーとして資質は未だに高いと思います)。



原口元気に任せるか!

絶対的なキッカー不在。そうなると、フリーキックを任せることができる技術とハートを持った選手はだれなのか?
候補の一人は、原口元気でしょう。

 日本代表がワールドカップのグループリーグを突破するには得点が不可欠。いくら守ったところで、例えばスコアレスドローで得られる勝点はわずか1だ。コロンビア、セネガル、ポーランドのどれかを打ち破らないかぎり、ベスト16への道は開けない。その意味でセットプレーは大きな鍵を握るのが、それは原口元気も承知している。3月の代表活動を前に彼は次のように語っていた。

 「日本代表には今、セットプレーのキッカーがいないんです。実際、FKからゴールを決めていませんよね。1年半前、アツさん(三浦淳寛)にキックを教えてもらったんですが、ヘルタにはキッカーがいたので蹴る機会がなかった。だからデュッセルドルフの監督に『セットプレーにチャレンジしたい』と相談したんです。すると、『今キッカーがいないから是非やってくれ』と。

ワールドカップではFK1本で決勝トーナメントに行けるかもしれないので、ひとつでも多くの武器を持っていきたい。本大会でFKを蹴るためにも、クラブで決めないといけない。最低でも1本。そのためには練習は欠かせないので、今は毎日居残りでやっています」

ただ、そう簡単にいくものではない。キックの難しさは原口自身が痛感している。

「難しさはあります。上手い人に比べたらボールの落ち方もまだまだだし。アツさんに教わった蹴り方で繰り返し練習しています。アツさんが得意な無回転FKも何度か試しましたが、(アツさんとは)足の形もサイズも違います。僕は足が大きいのでそのポイントに当てにくい。だから、自分に合った、速くて曲がるキックを教えてもらって、それを実践しています。まずはデュッセルドルフで、あわよくばワールドカップでもFKを決めたい。

ハードワーク、ドリブル以外にも、さらにプラスアルファの武器が欲しいなと。ワールドカップのような舞台だと、チャンスは本当に限られています。最終局面では相手も身体を張ってくるし、フリーで打てるシーンはFKしかないんですよ。正真正銘のフリーキッカーがいないのは、日本代表にとって大きなマイナス。なんとか6月までに形にしたい」

3月の代表戦(23日のマリ戦、27日のウクライナ戦)でFKを蹴るチャンスはあるのか。仮にあったとして、その一発を見事に決めることができれば、原口がハリルジャパンのフリーキッカーとして浮上するかもしれない。





どうですか?このふてぶてしい感じ(笑)。所属クラブでもキッカー志願するほどのハート。ワールドカップ予選での神がかった活躍。ドリブルが持ち味の選手だと思いますが、キックは練習で磨ける部分もあります。まだ時間はありますし、先の三浦淳宏も原口元気を候補の一人としてあげています。

ならば、ハリルジャパンの新たなプレースキッカー候補は誰か。三浦氏が挙げたのは、以前、テレビ番組の企画でFKを指導したこともある原口元気だ。

「元気ならば、十分に可能性があると思います。番組では、こすり気味に蹴り上げて横に曲げるシュートと、強いインパクトで縦回転をかけて落とすシュート、そして無回転のシュートを教えました。

その中でも元気の縦回転のシュートは、かなりうまい。壁を越えたところから、ぐんと落ちるんです。股関節の向きや、シュートフォームもこのキックに向いているのだと思います。少し練習すれば日本代表でも十分、武器になるレベルだと思います」

W杯本番までは、あと半年。間に合いますか? こう問うと、三浦氏は力強く頷いた。(略)


あとは、個人的には柴崎岳の成長に期待したいですね。
技術は非常に高い選手です。あとはハート。気持ちが付いてくれば、充分にフリーキックを任せることが可能だと思います。
スペイン修行の成果を出す時だぞ、柴崎岳。

原口と柴崎。そして本田が加わればフリーキックは大丈夫?と思いたいですね。
特に原口と柴崎の若い&油の載った年代の二人には、かつての選手らに世代交代を突きつけるくらいの活躍を期待したいところです。
まだ時間はある、頑張ってものにしてくれ!