大迫半端ない! 大迫!コロンビア戦を振返る

2021年2月19日

ワールドカップでの大金星

ワールドカップロシア大会、驚きの始まりとなりました。
おそらく「大迫!」という大迫を称賛する声が圧倒していると思います。大迫の神がかったプレー実に素晴らしい。
私個人は、あまりにベテランを入れ過ぎた日本代表を危惧していましたし、今でも危惧しています。しかし、奇跡的な勝利を呼び込んだ要因は、別にあると考えています。
個人的な見解を勝手に記してみたいと思います。



大迫はんぱない


第一の要因はなんと言っても、大迫の大活躍。
1点目の起点となった動き。香川のゴールになったものの、ほとんど大迫の得点。
そして言わずもがな2点目の得点。実に素晴らしい結果です。
個人的に一番すごかったと感じているのは、後半ハメス・ロドリゲスのシュートをブロックしたシーン(写真)です。これはコース的にブロックしないとほぼ間違いなく決まっていたことでしょう。

決まっていれば、2-2の同点。下手したら逆転もあったかもしれません。
前線であれだけ動き回り、攻撃の起点となり得点ももぎ取り、ディフェンスでも決定的な活躍。いやはや凄まじい活躍だっと思います。
MOMに選出で誰も文句のない活躍でした。



体を張った原口と長友

もう一つのポイントは、原口と長友の献身でしょう。
原口は右サイドで、守備を第一に徹底して上下動を行っていました。疲労度は恐ろしく高かったことでしょう。攻撃的な選手でありながら、自らのエゴを捨て、チームのために体を張り右サイドを最後まで守り続けたことがチームの勝利に結びついたと思います。前回書いた「ワールドカップに学ぶ 日本代表への提言(ディフェンスの気合・壁の気迫)」ように、気持ちを前面に体を張って献身的にプレーしたことが、チームへ勝利を呼びこんだと思います。

長友も、実に素晴らしい。前半のいくつかの危険も固いマークで自由にさせなかった。さすが、インテル、ガラタサライでプレーしている選手です。さらに調子もよかったと言ってよいでしょう。

ゴールシーン以外のこの二人のプレーは、ぜひ振り返ってほしいシーンです。



西野采配

もう一つの要因として、西野監督の采配を上げる必要があるでしょう。
思い出してほしいのは、ワールドカップ予選最終戦であるオーストラリア戦でのスタメンとの比較です。

2017/08/31       2018/06/19
2-0 オーストラリア           2-1 コロンビア
川島 永嗣
昌子 源
長友 佑都
酒井 宏樹
吉田 麻也
井手口 陽介      →原口元気
山口 蛍        →柴崎岳
長谷部 誠
乾 貴士
大迫 勇也
浅野 拓磨       →香川真司
登録メンバーは高齢化が進んでいて、腹立たしい限りですが、コロンビア戦のスタメンの変更は実は3名だけなんです。予選で神がかった活躍の原口元気を最終予選でもスタメンと考えれば、2名しか変更していないのです。
西野采配といろいろ言われていますが、要は調子が良かったオーストラリア戦のメンバーを中心に、味付けをしたというのがその中身です。その意味では実に当たり前のかつオーソドックスな采配です。とてもよい采配だと思います。
決して奇策でもなんでもありません。実によかった。



最後に

このグループのもう一戦は、セネガルがポーランドに勝ちました。このグループの今後に目が離せない…。
ドイツの敗戦もあり、今回のワールドカップ波乱の予感…でしょうか。
目が離せない大会になっています。以前書きました、壁の在り方などを日本代表も修正して次戦に臨んでいただきたいものです。

そして、レッドカード&PKのコロンビアのカルロス・サンチェス。
この時間にやるプレーではなかったと思いますが、後悔先に立たず。帰国されても無事であることを祈ります。

日本の馬鹿政治家小西博之が、あほなツイートをしているのでオチとして引用していておきます。本当に馬鹿な政治家だと思います。
コロンビア敗戦の最大の戦犯なんですけど、称賛している意味がよくわかりません。