サッカー日本代表の強化試合

日本代表の強化試合が始まった。もっともキリンチャレンジカップなので強化試合というよりも親善試合に近いのが実像であろう。世界的にはワールドカップ予選の真っ最中であり、なかなか相手が見つからない時期であることも重なり、これは仕方ない。
問題はこの点ではない。
日本側の、この試合の位置づけが問題なのである。この試合は既存メンバーでチームとしての強化をより狙ったのか?新戦力の発掘なのか?そのスタンスが極めてあいまいである。
前の試合の相手のニュージーランドは、ワールドカップの大陸間プレーオフを戦うことを予定にしている強いチームだ。相手にとっては、日本国内で行うアウェー試合であり慎重に戦術を試してくることが予想される。その相手の試合でのスタメンは以下のとおりである。
GK 1 川島 永嗣
DF 5 長友 佑都
DF 19 酒井 宏樹
DF 20 槙野 智章
DF 22 吉田 麻也 (Cap.)
MF 2 井手口 陽介
MF 10 香川 真司
MF 16 山口 蛍
FW 9 武藤 嘉紀
FW 11 久保 裕也
FW 15 大迫 勇也
誰もが知ってる名前ばかりであろう。このメンバーで最終的に2-1の辛勝であった。新メンバーのテストや新戦術のテストならともかく、これでは無意味な結果である。
このメンバーで戦うのであれば、戦略・戦術の徹底がテーマになるべきであり、その場合はゲーム内容・結果が問われるべきだ。



この試合で日本代表は何をつかみ取ったのか

惜しいシュートがあった香川。実に惜しかった。しかし、あれは決めるべきシュートだ。前回は書かなかったが、今の香川は完全に輝きを失っている。残念であるがキャリアの下り坂になっているとしかいいようがない。
それでもなぜ起用するのか?以前も書いたが、ハリルにはどうしても香川を起用しなければならない理由はない。本田を外すという英断はできても香川を外すことはできないのか?どのような理由で起用されているのだろうか。
一方香川にとっても、一度コンディションを整え、調子を上げてから試合に臨んだほうが有益であろうと思われる。以前も記載したが、カズというサッカー選手にかつても我々はひどいことを行った。その反省をすべきである。
他の選手はどうだろう。なにか発見があっただろうか。私にはなにもなかったように感じる。
そして、ハリル監督はこのように語った。

「これまで試合に出ていない多くの選手をトライする」。ハリルホジッチ監督は9日の公式記者会見で予告した。

つまり、先日のニュージーランド戦は新しい選手のテストを行ったわけではない、という結論なのである。
はっきり言う。ワールドカップまで、それほど時間はない。新戦力を試す時間も本来は無いくらいだ。ホームで行うやや格下(失礼ながら)の相手という、最もデビューさせやすい1つの試合を無駄にしたのだ。なぜ外国人監督であっても、実力よりも過去の実績での選考になりがちなのか?なぜこのようなことが起こるのか?ジャーナリストと呼ばれる皆さんには検証をお願いしたい。



改めて提言 若い選手を

前回の提言でも記載したが、まずは若い選手を試すべきだ。
改めて記載する。若い選手を試すべきだ。
主力はあくまでも25歳前後の選手で構成すべきである。
もう一度書く。大至急若い選手を起用せよ。若手起用に障害となっていることは、明らかにすべきだ。なぜなら日本の若手にもいい選手がそろっているからだ。その証拠にJFAのホームページからの記事を引用する。大手メディアは紹介してくれないが、わが日本の将来を担う若手サッカー選手のU-17ワールドカップにおける今の姿である。

U-17日本代表が大量6得点でホンジュラスを破って白星発進

10月6日(金)に開幕したFIFA U-17ワールドカップインド2017。グループEに入ったU-17日本代表は8日(日)、Indira Gandhi Athletic Stadiumでホンジュラスとの初戦に臨みました。
スタンドから大きな日本コールが起きる中で始まった試合は、立ち上がりからフォワードの宮代大聖選手や左サイドの上月壮一郎選手を中心に相手DFの背後を取り、ゴールへと迫っていきます。積極的な攻撃が実を結んだのは22分でした。FW久保建英選手の蹴った左CKを相手DFの間に走り込んだFW中村敬斗選手が頭で合わせ日本に先制点が生まれました。
先制したことでさらに勢いに乗った日本。30分、久保選手の浮き球を受けた中村選手がドリブルでペナルティーエリア内に進入。体勢を崩した相手DFを置き去りにすると、飛び出したGKも冷静にフェイントでかわして左足を振り抜き、ゴールネットを揺らしました。
36分にCKの流れからホンジュラスに1点を返されますが、43分に上月選手からのパスで抜け出した中村選手がGKとの1対1の場面をつくり出し、左足で豪快に決めてハットトリックを達成しました。前半終了間際には上月選手、中村選手との息の合ったコンビネーションから久保選手がペナルティーエリア左でボールを受け、左足で追加点を挙げます。スコアを4-1として試合を折り返します。
後半に入っても日本がペースを握ります。51分、中盤でボールを受けた久保選手が出した浮き球のパスにMF福岡慎平選手が反応。左サイド深くからクロスを入れると、ゴール前で待ち構えた宮代選手が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしました。
その後は、選手交代しつつ、ボールを落ち着かせて危なげなくゲームを進める日本。90分には自陣から小林友希選手のロングパスを受けた鈴木冬一選手が相手DFをかわしてダメ押しの6点目を挙げます。後半アディショナルタイムには強烈なミドルシュートを放たれますが、これはGK谷晃生選手が防ぎ、相手に追加点を許さず。攻守に高い集中力を保った日本がグループステージ初戦を大勝で飾りました。

もう少し、若手に夢を託してみようじゃありませんか。