ワールドカップまであと2か月

ギリギリの段階で、監督の解任となったサッカー日本代表。
仕方ないですね。私個人も解任を勝手に提言していたくらいですから。ご参照→サッカー日本代表勝利のための(勝手な)提言その6 監督の解任を



課題を整理

せっかくの機会なので、課題を整理してみましょう。

その1 解任の理由

前回の記事でも記載しましたが、監督を変えるべきと私が主張した点は以下の点です。
1.選手と監督の間の信頼関係が無くなった。不協和音が大きくなり大きく報道され始めた。
2.監督自身の戦術・選手起用方法に混乱がある。不協和に拍車をかけている。(縦に早い展開を目指す癖に、本田を重用するなど)
この点は、報道でも確認できますがサッカー協会も現状に対して問題と認識したようですね。よかったと思います。
監督との信頼関係だけなら、目をつぶれるかもしれませんが、戦術の混乱はチームとして成り立ちません。監督変更せざるを得ないと思います。

 バヒド・ハリルホジッチ監督解任を発表した日本サッカー協会の田嶋幸三会長の会見詳報は、以下の通り。

「このたび日本サッカー協会は4月7日付でハリルホジッチ監督との契約を解除した。前任のアギーレ監督の契約解除から短い時間でチームを作り、見事にワールドカップ(W杯)予選を突破してくれた。まじめで、サッカーに情熱を持ち、サッカーに多くの時間を割き、熱い気持ちを選手にぶつけてくれた。日本サッカーが必要としたデュエルを植え付けてくれた。しかし、W杯出場権を得たあと、さまざまな試合を行って、一昨日の契約解除になった。勝った負けただけでなく、みなさんの意見だからでもない。選手の意見も聞いたが、選手とのコミュニケーション、信頼関係が薄れた。総合的なことから決断した。1%、2%でもW杯で勝つ可能性を追い求めていきたいからこそ決断に至った。後任は内部昇格しかない。W杯まで2カ月しかない。(協会技術委員長の)西野(朗)氏を監督に決定した」

--一度はハリルホジッチ監督の続投を明言した。契約解除に至った経緯は

「メディアに嘘をつくわけではないが、どの監督でもさまざまなことが起こると想定して、議論している。西野氏とも議論したし、最善を考えてサポートをした。(3月の)ベルギー遠征は最後の重要な遠征だった。立ち直るいいきっかけになるよう、サポートは何をすべきか努力してきた。だが、コミュニケーションや信頼関係といった問題が出てきてしまった。それが最終的な(契約解除の)きっかけになった。そして西野氏を選んだ。スタッフは西野氏に一任した」(略)



その2 問題は、ここからのスタッフ編成

前回の記事で、主張した監督は「手倉森さん」でした。
理由は単純。今の段階から新しい戦術練習を行うほど時間はない。となると現在の方法を踏襲して、そこにプラスアルファを加えるくらいしかできないからです。
となると、現在のコーチングスタッフからの内部昇格以外にあり得えません。さらに同時にコミュニケーションで問題のない日本人であることや、ある程度の経験を持っていることからの提案でした。

しかし、今回の決定は「西野監督」でした。
現協会技術委員長を務める西野さんの仕事の実情は、日本代表の協会側の世話焼きと言ったところでしょうか。実際のコーチング現場からは距離があったでしょうが、多少なりとも状況を把握されているでしょう。
しかし、どこまで現在のコーチングスタッフを残留させるのか?が問題でしょう。コーチングスタッフ特に手倉森さんを留任させれば継続性が保てますが、もし手倉森さんも解任するとしたら、旧チームとの継続性がなくなり、ゼロからのチーム創りということになるでしょう。
すなわち、手倉森さんの人事次第で、明暗が分かれるだろうと考えます。

一応、記者会見では「戦術は継続する」方向であることを示しています。
手倉森さんがコーチとして残留するか否か。この点に注目してほしいと思います。12日の木曜に発表のようです。

前回の指摘しましたが、アジアを勝ち抜いたのは(一応)堅守速攻(サイドアタック)です。アジアより強い相手にさらに堅守速攻に磨きをかけるのが本筋だろうと、私は考えます。
その意味でも、戦術の継続をお願いしたいところなんですけどね…。

戦術ベースは同じだが、監督によってやることは変わる。できるかどうか、選手が全うできるかどうかを踏まえながら、通用したことと通用しなかったこと、合うことと合わないことを分析してやらないといけない。世界的に差がなくなってきているのは事実。その場その場で一番いいプレーを判断できるようにしてほしい。監督の目指すサッカーについては木曜日に」

--日本の目指すサッカーとは

「ボールをつなぐということ。だが、こうだといって、できるものではない。世界にアダプトするなかで、自然に日本のサッカーになる」




西野監督自身は、なんと言ってもマイアミの奇跡の監督です。その手腕には期待をしたいところです。数年に一度神になる川口や中田英寿が居たこともありますが、体を張ったディフェンスの末に日本がブラジルに勝った歴史的一戦の監督です。

その後ガンバ大阪でも一時代を築きました。一流の監督だろうと思います。現状、そして残された時間などをどのように勘案できるか?で判断が別れそうな感じです。

ロシアワールドカップの後は、佐々木さんでどうか!

以前も記載しましたが、若い世代からの一括した方針での育成。
そして今主流になりつつあるポゼッションサッカーで、ワールドカップを制した監督。そう、佐々木則夫監督です。
以前の記事を引用して終わりたいと思います。


ロシアワールドカップは手倉森監督で行くとして、問題はその後。
4年間かけてじっくり次のワールドカップへ向けて、チーム育成をお願いしたいところ。ついでに言えば若い年代からまとめて育成をお願いしたいところです。
かつて、ワールドユースで準優勝をとげた日本サッカーの黄金時代。この年代がそのまま育成できれば、ワールドカップの優勝も夢ではなかったはず。(事実、この時のユース大会の優勝はスペイン。その後スペインがワールドカップ優勝したのはご存知の通りです)
長期スパンで、各年代を含めて育成をお願いしたいと思います。

日本にも名将がいますよ。
ワールドカップ優勝監督が。彼以上の実績を持ったサッカー指導者は日本に居ないでしょう。
彼に日本代表(プラスすべての年代の代表)を10年くらい任せて、夢を身近なものにしてみたいものです。
がんばれ佐々木則夫!