日本サッカー文化を考える 浦和と川崎優勝おめでとう
2017年の最後に
2017年の最後に、2017年の日本のサッカーについてふりかえってみたいと思います。
もちろん、最大のニュースは、日本代表のロシアワールドカップ出場決定でしょう。
しかし、記事(サッカー イタリア代表W杯出場逃す)にも書きましたが、イタリア・オランダ・USAと言った強豪国が出場を逃しています。アジアは本当に厳しい戦いだったか?日本は強くなっているか?よく検討すべきだと思います。ニュースとしてはとても大きいが、課題はもっと大きい。そう考えたほうがよいでしょう。
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アジアチャンピオンズリーグの再評価を
今現在Jリーグで見れる最高の選手である元ドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキの言葉を引用したいと思います。
現在ドイツに帰国中の同選手は、ケルンのメディア『ケルナー・シュタットアンツァイガー』のインタビューで語った。
(中略)
「責任者たちには、優れた日本人に注目することを勧めた。ポドルスキ、あるいは(リオネル・)メッシを獲るだけではリーグに勝てない。(チームの)日本人選手がもっと上手くなければいけない」日本では野球や相撲も観戦し、相撲については「ものすごく面白かった。特に力士の髪型や衣装の準備が行われている様子がね。あっちでは(相撲は)ビッグイベント。あのように日本で伝統が守られていることは素晴らしいと思う」と語るポドルスキ。一方サッカーは、日本では他スポーツほど注目されていないという印象を受けた様子だ。
「最近、日本のクラブがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇したが、新聞ではスポーツ面の4ページ目という扱いだった。スポーツ面の第一面は競馬だったんだ。そして、2ページ目、3ページ目と野球が続き、ようやく4ページ目に小さくACLの記事と白黒のチーム集合写真が載っていた」
「日本のリーグは眠っていると思う。間違った人たちが責任者となっている。たくさんのクラブは2002年ワールドカップやその後に建築された新しくて素晴らしいスタジアムを持っている。試合にはある程度の観衆が訪れ、雰囲気も良い。日本のファンは本当に熱心な応援をする。でも、リーグは何を目指しているのかと聞きたい。マーケティングがないんだ。残念ながら代表チームも停滞気味のようだしね」(中略)
http://news.livedoor.com/article/detail/14074355/ポドルスキ、日本でのサッカーの地位を問題視…浦和ACL制覇も「新聞の第一面は競馬」
日本のチームがACLで優勝できたことを、一体どれほどの国民が、いやサッカーファンが知っているでしょう。正直なところとても疑問に思います。当たり前のことですが、「(チームの)日本人選手がもっと上手くなければいけない」のです。日本人が強くならなければ、日本代表も強くなることはできないのです。
以前も書きましたが(浦和レッズ優勝おめでとう! やったぜ!)、浦和レッズがACLを戦う姿は、野球漫画「キャプテン」のようでした。傷つきながらも必死に戦う姿は胸を打つものがありました。
今年は放映権の関係でJリーグの賞金が飛び跳ねていました。損得だけであれば、ACLは諦めてJリーグに専念することがクラブ経営としては正しい判断だったでしょう。
しかし、ACLの厳しい戦いを経て、しかもそこで勝つといういうことは、お金に換えられぬ財産となることでしょう。そう信じています。逆に、レッズと正反対の動きをした、某鹿チームなどは今後伸びていかないであろうし、万が一勝ち続けるようでは日本のサッカーはダメだろうと考えています。
この厳しい戦いを制してくることを目標にしていないクラブは、日本代表を強くすることを祈っていないのでしょう。ポドルスキの言う「間違った人たちが責任者となっている。」という言葉を、某鹿チームや、騒ぐだけのマスコミの皆さんは、心に刻むべきです。Jリーグだけを騒ぐ方々は「日本代表を強くする気は毛頭ない」と宣言すべきです。
2度目の優勝を果たした浦和レッズ。おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
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川崎フロンターレおめでとう
そしてもう一つ。川崎フロンターレの優勝。いやーよかった。全ての試合を全力で勝負してきた川崎フロンターレ。優勝の時も思わず記載しましたが、本当におめでとうございます。
アントラーズ優勢の状況で、勝つことだけを信念に戦った川崎フロンターレ。その心意気は素晴らしかった。その瞬間は胸が熱くなったことを思い出します。たまにサッカーの神様は粋な計らいをしてくれます。神様もありがとう。
これからもチャレンジ精神を忘れずに、頑張ってほしい。某鹿チームのように、要領よく大会を取捨選択するようでは、日本のサッカーは強くなりません。浦和レッズもそうですが、川崎フロンターレのようなチャレンジするチームが勝つ。ことはとても大切です。これからも期待してます。
おめでとうございます。川崎フロンターレ。
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