明日は準決勝第二戦

明日は浦和レッズが、アジアチャンピオンズリーグの準決勝第二戦を、ホームである埼玉スタジアム2002で戦う。

浦和、10年ぶりの決勝進出へ上海上港と激突~AFCチャンピオンズリーグ2017 準決勝第2戦~

10年ぶりの決勝へ。浦和レッズが10月18日(水)のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017準決勝第2戦でホームに中国の上海上港を迎え、優勝した2007年大会以来の決勝進出をかけた戦いに臨みます。
3週間前のアウェイでの第1戦では、浦和は元ブラジル代表FWフッキ選手による15分の得点で上海に先制を許したものの、27分にMF柏木陽介選手が同点弾を決めて貴重なアウェイゴールを奪取。その後も相手に押されながら、ファインセーブを見せたGK西川周作選手と中盤で好プレーを見せたMF長澤和輝選手らを中心に、チームが冷静に粘り強く対応して1-1で終了しました。
この結果、埼玉スタジアム2002での第2戦では、勝利またはスコアレスドローでもアウェイゴールで相手を上回って決勝進出が決まります。しかし、2失点以上での引分け、あるいは負けでは敗退となり、90分を終えて1-1の場合は15分ハーフの延長戦、そこでも決着がつかなければPK戦が行われます。(以下略)



昨年のクラブワールドカップを覚えていますか?

レアルマドリードが優勝。そして開催国枠で決勝まで勝ち上がった鹿島アントラーズへの賛辞が相次ぎました。
しかし、私は声を大にして言いたい。鹿島アントラーズがそんなに立派か?と。
国内では強豪として名をはせており、さすが鹿島アントラーズという声が大きかったかと思います。そして準優勝という名誉を手に入れ、絶賛の荒であったと記憶しています。
サッカー専門誌であるサッカーマガジンですら、このお祭り騒ぎです。

確かにレアルマドリードを慌てさせたプレーは、よいものでした。しかし手放しで喜んでよいのでしょうか?

AFCチャンピオンズリーグを軽視しすぎていないか

現在のクラブワールドカップの開催形式になってから、日本のチームの最高位は3位であった。2007年浦和レッズ、2008年ガンバ大阪の両チームは、AFCチャンピオンズリーグを制覇して堂々アジア代表として出場し、死闘の末3位をつかみ取ったのです(2015年サンフレッチェ広島は開催国枠)。AFCチャンピオンズリーグは激しい戦いです。国内リーグと両方を同時に勝っていくことは簡単ではない。

ましてや東アジアの某国らは、フル代表の八百長まで行う国です。それらの国とホーム&アウェイで戦いを繰り広げるのは、まさに死闘と呼ぶにふさわしい。傷つきながらも何とか戦い、その代償として国内リーグでは苦戦することが多いのです。それを勝ち抜いた先にクラブワールドカップは存在するのです。云わば国別のワールドカップ同様に激しい予選を戦い抜いた先に、初めて出場できるものなのです。

鹿島アントラーズは、AFCチャンピオンズリーグの成績はいかがでしょうか?どれほど勝ち進んだことがあるのでしょうか。
国内でぬくぬくコンディションを整え(ましてや2016年は前期優勝、後期は完全にコンディション調整してました)、傷つきながら何とか勝ち残ってきた海外のチームをホームで迎え撃った形ではなかったでしょうか?



2016ブラジルの悲劇

ヨーロッパと並ぶサッカーの本場、南米。その南米ではこの大会の直前で、マンチェスターユナイテッド以来の悲劇が起きました。南米大陸の大きなカップ戦を戦うべく、チームを乗せた飛行機が墜落してしまい多くの方が帰らぬ人となりました。

南米コロンビア北部メデジンの近くで28日夜、ブラジル1部リーグのプロサッカーチーム「シャペコエンセ」の選手らを含む77人を乗せた旅客機が墜落した事故を受けて、選手の大半を失った「シャペコエンセ」を応援する声がサッカー界から次々に上がっている。
ラミア・ボリビア航空のチャーター機に乗っていた77人のうち、6人のみが救助された。コロンビアの航空当局によると、フライトレコーダーは2つとも回収された。また「シャペコエンセ」関係者のほかに、記者が21人乗っていたという。当初は、乗員乗客81人と発表されたが、コロンビア当局は後に乗客名簿に名前のあった4人が実際には搭乗していなかったと訂正した。
「シャペコエンセ」の選手らは、南米サッカー連盟が主催するクラブチームのサッカー国際大会「コパ・スダメリカーナ」の決勝で、メデジンが本拠地のチーム「アトレティコ・ナシオナル」と対戦する予定だった。チーム史上最も重要な試合になるはずだった。
「アトレティコ・ナシオナル」は、「シャペコエンセ」が優勝チームとなるよう、棄権する意向を示している。
さらに「アトレティコ・ナシオナル」はツイートでサポーターたちに、試合開始時間に白い服を着て競技場に集まってほしいと呼びかけた。
ブラジル1部リーグの各チームは共同声明で、事故で選手の大半を失った「シャペコエンセ」に、自分たちの選手を無料で提供すると表明。また1部リーグに対しては、「シャペコエンセ」が向こう3年は降格にならないよう、配慮を求めた。
リオネル・メッシやネイマール、ウェイン・ルーニーなど多数のサッカー選手が、事故死したチーム関係者を追悼するメッセージを寄せている。
ブラジルのミシェル・テメル大統領は、3日間の服喪を宣言。スペインのトップチーム、FCレアル・マドリードとFCバルセロナは、練習開始前に1分間の黙祷を捧げた。

コパ・リベルタドーレス2016で優勝していたアトレティコ・ナシオナルは、シャペコエンセと戦ったあと、クラブワールドカップに出場する予定でした。自分たちと戦う予定であったチームを途方もない悲劇が襲いました。プロとは言え試合ができる体調・メンタルではなかったことでしょう。なにしろクラブワールドカップの10日ほど前の出来事です。
そのナシオナルに準決勝で勝って、アントラーズは2位以内を確定させたのです。



再度、AFCチャンピオンズリーグの価値はないのか?

各大陸で優勝することは大変なことです。本当に簡単ではありません。それはアジアでも同様です。
アジアに挑んだどのチームも、多くの犠牲を払いながら優勝を目指します。アジアで勝つことを志したチームが、どれくらい犠牲を払っているか、考えたことがありますか?
今年、AFCチャンピオンズリーグの不振から監督を解任させたくらいだから、鹿島アントラーズも本気だったという反論はあるでしょう。

しかしAFCチャンピオンズリーグはそんなに甘い大会ではありません。リーグ戦を捨てるくらいの覚悟なければ勝てないのです。覚悟が必要までは言い過ぎかもしれませんが、そこまでの信念が本当に鹿島アントラーズにあったでしょうか?

フル代表のことは誰もが注目します。また国内リーグでの鹿島アントラーズの実績の素晴らしさにケチをつける気は毛頭ありません。しかし、フル代表は諸外国との戦いに注目するのに、クラブチームは注目しないのですか?クラブチームがアジアとは言えホーム&アウェイで本気でぶつかる試合は、日本人選手の成長の場として注目しないのでしょうか?

Jリーグ発足後のクラブアジアチャンピオンを記します。わずか3チームです。本当の名誉あるチームです。
1998年 ジュビロ磐田
2007年 浦和レッズ
2008年 ガンバ大阪

残念ながら鹿島アントラーズの名前はここにありません。世界〇位と称号するのであれば、一度くらいはアジアの頂に立ってから言ってほしいものです。開催国枠で勝ち進んだくらいで…。専門誌らも、何も考えず喜び勇んで書いているのでいかがなものかと考えてしまいます。
浦和レッズは久しぶりに、勝ち進んでいます。あまり注目されず、もくもくと戦っています。すでに優勝はなくなった国内リーグ戦の分まで頑張ってほしいものです。皆さんも応援しませんか?

おまけ 浦和サポの心意気

今年感動した出来事の一つです。
上記した、シャペコエンセと試合を行った浦和レッズ。試合は…だったようですが、試合後に素晴らしい光景が広がります。これもっとマスコミが取り上げてくれてもいい話だと思うのですが…。鹿島アントラーズびいきのマスコミですから、浦和レッズは嫌いなんでしょうね。

(略)0-0の白熱した試合は終了間際のPKで浦和が1-0で勝利した。ほとんど時間がない状況でのPK判定に、シャペコエンセの選手は納得がいかず、主審を取り囲んで猛抗議。試合終了のホイッスルが鳴っても、主審に文句を言う選手もいた。後味の悪い試合…。ただ、それを救ったのは浦和サポーターだった。
試合終了後、浦和サポーター席にはポルトガル語で巨大横断幕が掲げられた。『また、世界の舞台で会いましょう、友よ!!』。さらに、浦和のサポーターがシャペコエンセのチームカラーである緑のボードを掲げ、普段は赤に染まるサポーター席を緑に染めたのだ。
この光景に、選手は大感激。何人かの選手はサポーター席へ駆けつけ、ユニホームを投げ入れ、感謝の意を表した。
エウトロピオ監督は試合後、こう切り出した。
「このような機会を与えてくれた、すべての方々に感謝したい」
浦和サポーターへの感謝も忘れなかった。「日本がなぜ、数々の災害が起きてもその都度、再建できるのか。それが、わかったような気がしました」。指揮官は目に涙を浮かべていた。(略)

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