浦和レッズ 堀監督解任

残念なニュースが飛び込んできました。
昨年のアジアチャンピオンに浦和レッズを導いた、堀監督が成績不振を理由に解任となってしまいました。
前任のペトロヴィッチ監督の解任に続き、2年連続でのシーズン中の監督交代となってしまいました。

J1浦和は2日、堀孝史監督(50)を解任したと発表した。チームは1日の磐田戦に1-2で敗れるなど、今季5試合を終えて2分け3敗の未勝利と不振だった。育成ダイレクター兼ユース監督の大槻毅氏(45)が暫定的に指揮を執る。

堀監督は2017年7月末にペトロビッチ監督の後を受けて就任。チームを10年ぶりのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に導いた。

クラブを通じ「こういう状況にしてしまったということを本当に申し訳なく思う。新しい体制になってクラブが前に進んでいけるようになってほしい」などとコメントした。



ACL優勝の代償は大きかった

やはり、昨年のアジア制覇を成し遂げた代償は大きかった、と言わざるを得ないのでしょう。いかにアジア制覇が大変なことなのか…。
応援の意味を込めて先日の記事(サッカー日本代表勝利のための(勝手な)提言その5 浦和レッズに学ぶ)を書きました。
しかし、昨年のアジアチャンピオンはいまだJリーグで勝利を得られず、苦しんだ結果、監督の交代と言う事態になったわけです。

浦和レッズは、Jリーグ発足時からのチームの中で、初めてJ2に降格したチームです。
チームスタッフ&サポーターも、その時の想いを忘れたことはないだろうと思います。
1999年の秋。世界で最も悲しいゴールであると、私は今でも思っています(異論はあろうと思いますが)。

 



そして翌2000年、1年でJ1復帰を義務付けられたシーズンでしたが、レッズは苦戦に苦戦を重ねます。シーズン開始時の監督を我慢して継続させたものの、途中で解任。
その後も勢いに乗れないままJ2優勝での昇格はできなくなり、最終戦まで昇格争いを繰り広げることになってしまったのです。

素晴らしい試合、というわけではありませんでした。しかし、昇格をかけた一戦はドラマチック展開で進みます。一進一退の戦いの末、土橋の劇的なゴールでやっとの思いでJ1に復帰したのです。

土橋はプロ生活約10年の中で、ゴールは9。2000年のJ2リーグでのゴールはこの1本のみです。日本中のレッズサポの想いがボールに乗り移ったのだと思います。

また対戦相手の鳥栖の監督は「サッカーの神様がレッズに勝たせたかったのだろう」と語ったほど、劇的な試合とゴールでした。

 



日本代表はどうする?


浦和レッズは、大功労者である堀監督を更迭してでも、這い上がる道を選びました。
決断がよかったのか?悪かったのか?それは時間が立たないとわかりません。しかし、サッカーの監督の場合は得てして動いたほうがよい結果を生むことがあるのも事実です。

サッカー日本代表勝利のための(勝手な)提言その6 監督の解任をでも記載したように、日本代表はどうするのか?浦和レッズの堀監督ほど、ハリルホジッチ監督に特別な恩義があるわけでもないでしょう。

ACL優勝と言う大偉業を成し遂げた堀監督ほどの監督ですら、チーム成績の不振によっては解任されることがあるのがサッカーの世界です。
監督の解任も選択肢の一つとして考えてもよいのではないでしょうか。

ハリルホジッチ監督が悪いと言っているわけではありません。
監督の戦術・指示と、選手選択のミスマッチが起きている状態では、監督の解任も仕方ないだろうと考えているのです。
私は、ハリルホジッチ監督の目指すサッカーは好きなほうです。今の日本代表でボールポゼッションで勝てるとは思えないからです。ハリルホジッチ監督の目指す縦に早い速攻。このほうが今の選手たちのできる最も可能性の高い戦術ではないでしょうか?
かつての小野伸二らワールドユース準優勝したメンバーに中田英寿加わった「ゴールデン世代」ではないのです。

戦術と選手選択、そして現在の戦績をみて冷静に判断を下す必要があるのではないでしょうか。私はそう考えます。