疑惑の日馬富士引退 怪我の状態と診断書の違い。そしてビール瓶

2017年12月1日

日馬富士 引退を表明

日馬富士が引退を表明し、会見を行った。この件については、すでに報道も多くされている。早期の幕引きを図りたいのか、背景はよくわからない。会見自体も自分を肯定的にとらえる発言が多く、犯罪者である(刑を受けてなくとも法律違反であることは事実)ことをご理解していない様子。
今場所の問題については以前も記載した横綱の張り手は、ビール瓶より下なのか? 格闘家の暴行自体が問題なのでは
引退表明を機に改めて問題を整理してみたい。
最近のマスコミは、問題をごちゃごちゃにして煽るだけなので、問題の本質がどこにあるのかわからなくなる。また、よくわからない方向に話をすり替えてしまうために、重大な問題が隠されてしまう。
そのため、問題と思える点を記載しておきたい。
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診断書と怪我

1・貴ノ岩の頭部の怪我と思われる画像が流れている。以下に添付する。本人かどうか、この写真からは判断できないが、髷があることから相撲取りであることは想像できる。また傷の様子は頭部(頭頂部)裂傷(もしくは創傷)という範疇と思われる。そしておそらく医療用の器具を用いて加療したと思われることがわかる。

2.報道ででている診断書は以下のものだと思われる。他の診断書もあるのかもしれないが、一応表に出ているものはこれでしょう。
ここに記載されている内容に注目してほしい。左前頭部裂傷は記載されているにもかかわらず、頭頂部裂傷は全く記載されていないのである。

つまり医療器具を用いて治療した形跡があるにもかかわらず、医師の診断書には記載されていない。という齟齬が発生しているのだ。
3.実は問題はそこではない
実は問題の本質はそこではない。診断書の全文はこちらである。

診断書には「10月26日受傷、11月5日から9日まで入院加療」と記載されている。そして記載日が11月9日であり、九州の病院での診断書である。
貴乃花親方が、診断書とともに被害届を提出したのは10月29日であり、事件直後の診断書と異なるのは明白である。確かに2種類の診断書が存在している。診断書が2種類存在していることは、日付から類推すればマスコミは当初からわかっていたはずだ。
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問題は、なぜこの診断書をマスコミは大々的に報道したのか

受傷してから2週間程度経過した段階での診断書であり、前頭部の裂傷などはすでに治癒していた可能性があるが記載されている。頭頂部の傷も治癒していたのだろうか。この時は確認できなかったのろうか。という疑問は残る。いずれにせよ、記載された時点が異なる以上、違うものであることは、初めから明白である。
また、この診断書に頭頂部の裂傷の記載がなかったからと言って、写真が貴ノ岩ではない、という証明にはならない。(繰り返すが、なぜ記載していないのか…隠したとしか思えない…)
それよりも情報を少し整理すれば理解できることを、なぜ情報を得られているはずのマスコミがミスリードしたのか。
ねつ造法を繰り返す朝日新聞から引用する。

大相撲の横綱日馬富士(33)が幕内貴ノ岩(27)に鳥取市内で暴行した問題で、貴ノ岩側が日本相撲協会と鳥取県警に提出した二つの診断書の内容が異なることが16日、関係者への取材でわかった。協会への診断書は頭部の骨折などで全治2週間などと記されているが、県警への診断書の症状はこれより軽く、骨折は含まれていないことも明らかになった。日馬富士の処分を決める協会の内部調査にも影響しそうだ。(略)

骨折など書いていなくて、軽症みたいだよ。というのが2通目の診断書が発覚した当時の朝日新聞はじめ、多くのマスコミの論調であったように記憶している。医師らのそこまで重症ではないといったコメントも引用し、沈静化を図ったような印象だった。
もともと初めから骨折などは疑い病名であり、診断書自体がマスコミが騒ぐほどのこともないような気もする。が、文章を読む力に欠けているのだろう。
その後論調は徐々に、貴乃花の報告がないことを問題視していたように思う。確かに親方として協会に報告を怠ったのは問題である。しかしプロの格闘家の暴行は一般人の単なる暴行以上の傷害事件であり、問題の本質が異なる。方や犯罪。方や組織の規律違反程度である。同列に扱う問題で決してない。
なぜ冷静な報道をしないのだろうか。
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ビール瓶報道の理由

当初より、ビール瓶の有無を盛んに報道しており、なぜなのか?理解できなかった。しかし、貴ノ岩と思われる頭頂部の怪我と思われる写真を見て合点がいった。確かにこの傷は固いものでないと、発生しないだろうと思われる傷である。
つまり、白鵬はじめ同席していた者たちは、この怪我を知っていたと考えるのが普通である。だからビール瓶のコメントが多かったのだ。疑いの目で見れば、ビール瓶で殴ったから、この傷ができたのであり、火消しのためのコメントがあふれた、と見えなくもない。
さらにビール瓶に関するコメントが多かったことが、逆説的にこの傷が貴ノ岩であることを証明していると考える。
診断書との相違がここでどうしても問題になる。さらに偏った見方をすればビール瓶のコメントが多く出ていたからこそ、問題の拡大を抑えたいと、同国出身の貴ノ岩が自ら頭頂部の裂傷を隠したとも、言えなくなくない。

まとめ

ずらずら書いてきたが簡単にまとめたい。
この問題は、日馬富士の引退で終わらせてはならない。もっと大きな事実の隠ぺいがあるとしか思えない。

おまけ 白鵬の心

白鵬が何か心に闇を隠しているは間違いないだろう。でないと、以前記載した疑惑の待ったに引き続き、前代未聞の千秋楽の万歳三唱はありえないと思うの。問題(闇)は大きい。

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