酷い試合だったマリ戦


久しぶりのサッカー代表戦。
いやー、ひどい試合でしたね。最後まで見ましたが、見る価値のない…。と言ったら失礼でしょうか。
個人的に、気になった点をメモしてみたいと思います。



試合の目的は何か?

けが人も多くいて…という経緯もあろうかと思いますが、なんだって今の段階で新しい戦力を試すことが主題になるのか?あと半年無いのですよ、本番まで。
1年あるのであれば、まだ理解できます。しかし、この段階でこれだけの選手を入れ替える意味があるのか…甚だ疑問ですね。11人中7人ワールドカップ予選最終戦であるオーストラリアから変更になっています。
キーパーは、あまり変更できないので、ここで経験をというのは理解できますし、怪我の選手もいるとは思うのですが、あまりに多すぎます。困った状況というべきでしょう。

通常、この時点でこれだけの試行錯誤はありえないでしょう。
以下、今回のスタメンとワールドカップ予選最終戦での比較です。
▼GK
23 中村航輔(柏レイソル)←川島永嗣/メス(フランス)
▼DF
2 宇賀神友弥(浦和レッズ)←酒井宏樹/マルセイユ(フランス)
3 昌子源(鹿島アントラーズ)
20 槙野智章(浦和レッズ)←吉田麻也/サウサンプトン(イングランド)
5 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
▼MF
10 森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)←山口蛍/セレッソ大阪
17 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
25 大島僚太(川崎フロンターレ)←井手口陽介/ガンバ大阪
▼FW
14 久保裕也(ヘント/ベルギー)←浅野拓磨/シュトゥットガルト(ドイツ)
15 大迫勇也(ケルン/ドイツ)
11 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)←乾貴士/エイバル(スペイン)



微妙な評価としたい選手

今回の試合で目についたのは、大迫のポストプレーが結構うまくはまっていた点です。
あれ?うまくなったか?と期待をしたい点もあるのですが、マリというチーム自体FIFAランキング67位。これくらいの相手ならFIFAランキング55位の日本代表ですからポストプレーもそれなりに出来て当たり前という評価にもなります。
それ以上に、チームとして試合自体の出来が悪すぎて大迫のプレーがよい、と感じてしまったのかもしれません。非常にまずい状況と言えるでしょう。

初スタメンの宇賀神はPKを与えてしまったことで評価が辛いようですね。しかし、ミスはありましたが代表初スタメンとしては運動量も多く、早めではありましたがクロスもコースよく上げており攻撃的なスタンスも見せており、及第点を与えてもよいのではないか?と個人的には考えます。

むしろ、アシストを記録して評価が上がったらしい三竿のほうが、試合での存在感を発揮できていないと思います。中盤の底でバランスをとるのが仕事と考えているのかもしれませんが、負けている状態でバランスだけ取られても困るのです。前めのポジショニングだけがよいわけではありませんが、点差に応じた試合運びを意識すべきだと思います。
今回は、たまたまアシストを記録しただけ?ではないかと個人的には考えています。

また長谷部や小林も、残念ながら、という評価で考えざるを得ないのではないでしょうか。



少ない中での光明は


まぁまぁよかった筆頭は途中出場の中島翔哉でしょう。
これには誰も異論はないかと。相手がマリとは言え、ドリブルで相手を翻弄したプレーは見事でした。ぜひ先発で起用してほしい選手です。
代表でも積極艇にしかける姿勢と豊富な運動量は、日本代表の中盤選手として充分だったと思います。テクニック的にも最後の技ありのゴールを決めるなど資格充分と言えるでしょう。

またキーパーの中村も素早い反応で先制点を阻止しました。どんどん経験を積んでよいキーパーになってほしいものです。

もう一人よかった選手は宇佐美でしょうね。積極的なプレーが光っていました。

今後の課題

実は、このマリ戦を前に私が書いた記事には「その後のチームとしての熟成がどのように進んだか?新しい戦力はいるのか?今回のテストマッチには期待したいところです。」と記載しました。
残念ながら、熟成は全く見られていません。これが最大の課題です。本来なら、チームとして戦略が統一されている状態に、いかに新しい戦力が加わるか?というのが今の状態のあるべき姿です。

新しい戦力は、中島などいくつかの片りんは見ることができました。その意味では少しだけプラスか…。

つまり今後の課題は、一にも二にも「チーム熟成」です。どのように攻め守っていくのか?次のウクライナ戦では、その点を重点にチーム創りをお願いしたいところです。 例えばマリ戦では主にパス主体でせめていました。しかしアフリカ独特の足の長さでうまくつなげることができていませんでした。チームとしてパスで崩すのが難しい場合、ドリブルで崩す。もしくはドリブルでファールを取る。と言った戦法も有効です。ドリブルで突破されるとディフェンスラインも下がり気味にもなります。
その意味でも中島の投入は正解ではあります。しかし、戦術はもっと徹底すべきです。ワールドカップ予選最終戦のように、サイドアタックの徹底を図るなど、選手の有効活用&融合を見たいものです。

本番まで時間が無いことを考えると、ワールドカップ予選の調子のよいメンバーを中心に編成し、少し新戦力を入れる。というのが正解だと思うのですが…。新しいメンバーを入れている場合ではない、と思います。

現時点で勝手に考える、チーム編成(前のほう)としては以下の具合でいかがでしょう。これで試合してくれないかなぁ。
長谷部は好きな選手ではありますが、年齢と怪我の問題があるかもしれません。

FW          大迫(or本田)
MF  原口      中島      宇佐美
山口(or柴崎) 井手口(or長谷部)