ワールドカップに学ぶ 日本代表への提言(ディフェンスの気合・壁の気迫)

ワールドカップ開幕!

四年に一度の世界の祭典、ワールドカップが始まりました。
素晴らしい試合が続いています。
現在のところ、一番はなんといってもスペイン代表対ポルトガル代表の試合でしょう。
意地と意地のぶつかり合い。国の威信をかけ素晴らしいた試合でした。
もしかしたら、今大会のベストゲームかもしれません。



壁に見るディフェンスの魂

ここからが本題。国の威信をかけた戦い。それは様々なシーンで見ることができます。
組織として勝つために、己が出来ることをする。
具体的にはディフェンスは体を張ってボールを止める。オフェンスは、なんとか点を入れてくる。これが単純なサッカーの役割分担です。
それが顕著に表れたシーンがこちらです。
3-2とリードしたスペイン。ゴール前のクリスティアーノ・ロナウドのフリーキックに対して壁を作るスペインの選手たち。向かって一番右側の選手はフリーキックを蹴った直後にジャンプしてゴールへのコースを消しにきます。

それだけではありません。届かないと判断した壁の選手はさらに頭を振って、頭をボールに当てに行っています。反応して、意地でも当てようとしているのです。

残念ながら、ボールは頭上を越えてゴールネットに突き刺さります。
一般的に当たり前ですがフリーキックの壁は怖いものです。
この選手はスペイン代表の5番はブスケツ。この体をはることのできる選手のいるチームは強い。さすがスペイン代表。優勝候補であることは間違いないでしょう。



もう一つの壁の名シーン

もう一つ、特筆すべき壁はアイスランド代表。アルゼンチンと引き分けて、驚いた方も多くいるようです。メッシの調子が…という声もあるようですが、違います。ディフェンスが素晴らしい。魂のディフェンスを行っています。
試合終了間近の、アルゼンチン代表メッシのフリーキックに対応する壁を見てみましょう。
このフリーキックです。アイスランドとしては壁を作って最後のピンチを凌ぎます。

アイスランドの壁は通常とは一味違います。なんと、壁がメッシのフリーキックを地面にたたきつけるのです。

通常壁にあたったて、コースを変える。もしくはコースよっては跳ね返すことはあります。遠くに跳ね返すというのが処理の簡単な場合の方法でしょう。それが、このチームの壁はシュートのヘディングのように地面にたたきつけるのです。
いかに選手たちが集中し、気迫で壁を作り、跳ね返すつもりだったか。おそらく気合でメッシは負けていました。アイスランドの気迫が、メッシのシュートを地面にたたきつけたのだと思います。

これがディフェンスです。これがワールドカップの守備です。この二つの壁のシーンを目に焼き付け、日本代表でも同じことができるだずだ!と



日本代表の壁

つい数日前の日本代表の壁がこれ。
隙間を作るは、ボールに向かっていないは…。これでは無理ですね。

気合で「ボールを止める!」と向かっていくくらいでないと、壁も壁の役割を示しません。どうしてか、日本はきれいにやろうとしすぎるのでしょうか。
体を張って止める。これがまずありきです。そのためにはボールから目を離さない、これが常識です。なぜかこの常識が日本代表では疎かになる傾向があります。組織的に守ることも必要でしょう。しかし体を張るという単純な行為が必要でもあるのです。
チーム・組織の勝利のためには、泥臭くとも体をはって跳ね返す。これができるチーム・組織は強いですね。
ワールドカップでの日本代表も、このプレーができるか?で勝敗が決すると思います。一つのポイントとして見てください。

アイスランドの引き分けは、偶然ではありません。必然です。このようなサッカーができれば日本代表も多少は希望が持てるのですが…。

まぁ、今回はクリスティアーノ・ロナウドの大会ということになるのかなぁ。でも初戦からあの戦いでは決勝までは厳しいのではないかと思います。
いやそれでも、献血のために入れ墨を入れない男なら、やり遂げるのか。がんばれクリスティアーノ・ロナウド!

個人的には、グループリーグで体力を温存できそうな、レヴァンドフスキの大爆発によるポーランドの優勝。と勝手な予想をしておきます。