映画オンリー・ザ・ブレイブ 心に残る映画(ネタバレは書かない)

2021年1月25日

心に残る映画 オンリー・ザ・ブレイブ

また一つ心に残る映画に出会ったな。そう思える映画です。Amazonプライムで無料でした。
時間があれば見てほしい。と思います。

実話をもとにした映画。街を守るため山火事に挑む男たち「ホットショット」チームを作り上げ、そして男たちの家族を描いた映画。
軽くストーリーには触れますが、ラストは書かない。
見てほしいと思うので、ネタバレは書きません。

ラストを知りたい方は、ほかのページへどうぞ。



山火事の恐怖とホットショット

私自身もそうでしたが、日本人の多くは山火事の恐ろしさを理解できないのではないでしょうか。
映画をみて、山火事の恐ろしさを初めて理解しました。

日本は何と言っても、海が近くにあります。ですから極度の高温&乾燥にさらされることは、ほとんどありません。
映画の中で出てくるのは、40℃の高温&湿度3%などという状況です。大陸の中央部はやはり環境が厳しい…
そりゃ火事にもなるし、火が付いたら簡単には消せませんね…

その火に優しく人に厳しい環境で、その最前線で山火事の拡大を防ぐのが、彼らホットショットの面々です。
山火事の拡大は、住宅地をも飲み込みます。美しい山のみならず、街を守るのが彼らの任務です。

迫りくる山火事に対して、溝を掘り、先に火をつけ防火帯をつくり延焼を食い止める。火に優しい環境では文字通り命をかけた仕事です。
風を読み、火をもって火を制する。こうして山火事の拡大を防ぐのです。

生半可ではない気温と湿度。多少の水を撒いても火を消すことはできません。
彼らホットショットの活躍が、被害減少のための唯一の手段なのです。



命を懸けた男たち そして家族

よくある話かもしれませんが、命を懸けた仕事をしていると家族との関係が危うくなります。
子供のためにこの仕事を望み、子供のために仕事から去ることを考える者。
命を懸けるために、子供を持つことを希望しない者。
考え方は人それぞれです。

それぞれの想いがあり、それぞれの決断があります。どちらも尊重すべきことだと思います。
特にこの映画を見た後では、その気持ちはどちらも支持できます。
それでも個人的には家族・子供を持ちたいなぁ、と。(おっと蛇足ですね)
また、もっと物語について書きたいのが本音です。

しかし冒頭にも書きましたが、ネタバレしたくないので書きません。ぜひ見てほしいと思うので。ただし実話をもとにした映画だけあって、物語に山場が少ない、と思われる方も居られるかもしれません。

私にとっては、エンディングでは自然に涙がこぼれてくる映画でした。おそらく見てくれたら、本当はここで何を書こうと思っているのか?をご理解下さるのではないかと思います。
ぜひ映画をご覧になって下さい。