軍事漫談家 井上和彦


軍事漫談家の異名を持つ、井上和彦さん。
虎ノ門ニュース水曜レギュラーのおひとりです。
おもろいオッサンでありますが、それ以上に涙もろい(こちらもついもらい泣き)オッサンです。

同姓同名の声優の方も居られるようですが、上に貼ったお顔をされている方です。

今日はそんな井上和彦さんの本「自衛隊さんありがとう」を紹介したいと思います。



涙 自衛隊さんありがとう

まずですね、プロローグから目頭が熱くなります。
命をかけた自衛官のエピソードから紹介されているのですが、涙腺に自信の無い方は、まずこの時点でやられます。覚悟しましょう。

本は、東日本大震災のエピソードが中心に書かれた第一部と、その他の災害救助が網羅されている第二部の二部構成にあっています。

第一部 東日本大震災

東日本大震災での自衛隊の活動と、被災者の姿が描かれています。
私自身、東日本大震災を仙台で被災した身であり、東日本大震災での自衛隊の活躍は遠めに見ています。
遠くから、というのは、私が住んでいた地域は山側であっため、大きな被害ありませんでした。そのため、自衛隊ら救援隊の多くは通過していくことがほとんどだったからです。

あれだけの被害の大震災。私らのところは、停電・ガス水道の不通くらいで、死者・行方不明者が出たわけではありません。通過で当然です。(医療トリアージでいう緑ですね)
最大の被害の場所に、戦力の集中投入。これ以外に日本が生き残る道はなかったはずです。
(過去の経緯は、一応こちらから「災害のために備えるべきもの」)

ですから、通過する自衛隊の車を見て「おお、頑張ってくれ。こっちは自力で何とかできるから。頼むぞ」という思いを強く思っていました。

その自衛隊の東日本大震災での奮闘が書かれた第一部。
まぁ涙ですわ。自衛隊の奮闘に、地域の被災者との共闘に、そして被災者からの手紙に。
涙腺ゆるみっぱなし。
たぶん書かれた井上和彦さんも、書きながら泣いていたんだろうなぁ、想像します。

そして、自衛隊だけでなく米軍の協力。
耐えていた涙腺を崩壊させたのは、救援に急行した軍の次のくだり「艦内では、乗務員から衣類や現金の寄付を募った。その結果はすごかった。(中略)私自身も艦内で自分のロッカーを調べ、全ての下着などの衣類やタオル・靴下・毛布などを提供した。」
ミッションとして救援しただけでなく、手短にあるもの個人のものまでもを可能な限り提供してくれたという事実。
米軍には感謝の念しかない。心から感謝しております。



第二部 そしてエピローグ

その他の災害への出動についても書かれています。
でも、もうこれ以上、ここ書くのは止めます。これ以上はご自身で読んでほしいから。

とにかく本を手に取ってほしい。
立ち読みでもいい。5分読んで鼻の奥がツンときたら、本を買って家でゆっくり読みましょう。

そして自衛隊が違憲などと言う輩のことを真剣に考えましょう。迷彩服がどうのこうのと、文句を言う輩のことを考えましょう。
誰が、この国を守っているのか?と。誰が命がけで、この国を守っているのかと。

こんな自衛隊が違憲でよいわけがありません。
国を守る崇高な想いで活動されている自衛隊を国民はもっと大切にすべきです。心から感謝すべきです。
そして、拉致被害者を奪還できるようにもすべきです。
拉致被害者も我々と同じ日本人。自衛隊に守ってもらうべき存在です。

エピローグに、プロローグで紹介された自衛官の話の続きがあります。
命をかけて国を守った自衛官。私たちは、もっと彼らを尊敬し、感謝をすべきなんだと反省しました。
そのご家族へも、同じようにもっと感謝をすべきだと思いました。

最後に本の中の一節を抜粋して終わりたいと思います。
「百年兵を養うのは、この1日のためなり。普段から防衛力を整備することで、大規模災害派遣にも力を発揮することができる。逆は無理である。」
自衛隊さんありがとう。これからもよろしくお願いします。