震災4日目~7日目

避難所に居ざるを得ない人と、一応自宅で過ごせる人で、この期間のストレスは大きく違います。
多少不自由でも、自宅にいる人は楽です。家の問題などで避難所に居る人は、限界に近くなります。

状況的には、電気は開通した。しかし、電話・水道・ガス(都市ガス)は復旧せず。という状況です。

電気がある安心感は、前回(東日本大震災を仙台で被災した経験から 被災地での教訓(その5))にも少し書きました。



電気がある生活 と携帯電話


電気があるだけで、生活がかなり変わってきます。
テレビでの情報入手が可能です。しかし、基地局が壊れているためか、インターネット接続はもう少し後。携帯電話も同様に復旧はしばらく後でした。また交通インフラも壊滅状態。特に車があってもガソリンがない。という状態が続きました。ガソリンが無いために、仙台から出ることすらできないのです。

テレビで映る状況は、すさまじいものでした。福島での原発事故の報道が一番多かったように思います。初めの数日はほとんど情報が無かったのですが、急に被災の情報が多くなり不安を感じたものです。それでも情報が得られることは大きかったですね。

問題は一対一コミュニケーションです。遠方の方との交信は電話に頼る面が大きいのも現実です。しかし、携帯電話は大手の会社(D社)だったのですが、周辺地域ではまったく接続できませんでした。
たまたま私が禁煙を祈念して、iphoneを追加で買ったばかりだったので、携帯を2社分もっていました。たまたまですが、iphoneのほうは繋がるのです。
一度、買い出しでスーパーの前で並んでいるときに、後ろのやや老人から声をかけられました。「実家が秋田で、高齢の母がいる。電話もつながらないで連絡がとれず、困っている」とのこと。これ通じますよ、と電話を渡しかけたところ、電話がつながりました。「こっちはみんな大丈夫だ。そっちは大丈夫か?人様の携帯借りてるから、切るぞ」という感じで、少しだけ話ができたことがありました。
D社のほうは、たまたま私が散歩の際に携帯メールが入る小高い場所(トイレの前で電波が集積された様子)を、発見します。それ以来近所の皆さんが、その場所で携帯を太陽にかざすようにする姿が見られるようになりました。
説明したような電波の具合は、被災時にどちらが強い、ということではなく、単に場所によって全然使えないことがある、という事実です。違うエリアでは簡単に逆の状況になっていると思います。

ですので、可能であれば携帯は家族で同一ではなく、2社くらいに分散するのがよいかと思います。



救援物資は来ない

東日本大震災は未曽有の災害でした。地震の規模、広さ。津波の被害。そして原子力発電所。
私たちが住んでいた場所は、幸いにもそれらの問題が直撃することはありませんでした。しかし、それだけに救援物資も来ませんでした。
東日本大震災前は3日程度の食糧の備蓄などの話があったと思います。しかし、あれだけの災害では3日分では到底足りません。
日本中からの支援は、物資は我々の元をすり抜けて、より厳しい避難所に持ち込まれていたと思います。私たちの場所は被害が少なくゆえに、そのような状況でした。
これを責める気はありません。まったくありません。援助の順は当然です。テレビに映し出される被災地。ほんの数キロ離れた場所では、すべてを失いかけている方々が多くいるのです。
備蓄していたとしても、その全てを失っている人。大切な人を失っている人。それらの方を優先する。繰り返しますが当然です。

ここで強調したいのは、食料などの備蓄は最低1週間を考えるべき、ということです。もっと早く救援がくれば、それに越したことはありません。
しかし、電気のみ復旧しても、水道・ガスが無い状態で1週間過ごすことになった場合を想定しておくことが重要ではないでしょうか。(最悪、電気も無いことも考慮すべき)大規模災害であればあるほど、救援の手は届きにくくなります。
私たちの近所の避難所では、余裕のあった地域の方がご飯を炊いて何度か差し入れしてくれたことと、あとは備蓄されていた簡単な非常食でしのいでいたようです。非常食を期限が切れる前に食べよう、という話もでるかと思います。多少期限が切れていても、食べ物が無いよりあったほうがよい、と考えます。問題が無ければ残しておいて、非常時に食べることを考慮したらいかがか、と考えます。
ということで、1週間分以上の備蓄をしておくことをお勧めします。

たしか5日目くらいから、給水車と少量の食料の配布があったように思います。しかし、絶対的な量は足りません。自宅が地震で大丈夫だったため食料は受け取らず、家の食料を食べまくっていました。

あくまでも個人的見解ですが、1週間分です。気に留めてくだされば幸いです。

今回のまとめ 備えるもの

1.ガソリンは早めに給油しておく(我が家は約半分で給油)
2.携帯電話は可能なら違う会社のものを
3.食料の備蓄は1週間は必要