春だ。花粉症対策だ。 お勧めの対処法
花粉症歴30年以上のベテラン
私が花粉症とわかったのは、今から約30年前の高校生の時です。
どうも春は、風邪を引きやすいな…。鼻水が止まらない…。と感じていたものです。どうやらその原因が花粉症なんだろう、と気がついたのが高校生のころでした。
いやはや…。
今年もだんだん暖かくなってきており、直感的に花粉を感じるようになってきました(大袈裟ですね)。
この花粉症に対して、どのように対応するか?花粉症のベテランとして、元製薬会社の従業員として書いてみたいと思います。
一番は、お医者さんへ
当然ですが、一番はお医者さんにかかることです。
薬には多くの種類がありますが、効き目の高い薬を処方できるのは医師しかできません。
花粉症だから、耳鼻科…。耳鼻科混んでいて…。という方も居られるでしょう。しかし大丈夫、内科でも処方してくれます。花粉症の血液検査をされることもあるでしょうが、むしろ検査は行ったほうがいいです。私なんざ検査の結果、春・夏・秋の花粉の花粉症であることも判明しました。確かに、秋も一時的に鼻水が止まらなくなるのですよね…。辛かった経験も、状況がわかれば対策をとることができます。気にせず、受診しましょう。
点鼻薬を使うべし
飲み薬である経口薬も処方されるでしょうが、できるだけ点鼻薬ももらっておきましょう。特に点鼻のステロイド。これが一番重要です。
一般にステロイドは副作用の強いイメージがあり、敬遠される方も多いと思います。しかし、局所で作用するレベルの点鼻薬は副作用も心配ない範囲であり、短期間用いる分には最強の効き目があります。
私の場合、鼻をすすっても鼻にとどまってくれずに、地面や机に鼻水が滴り落ちるくらいの鼻水がでる花粉症です。状況がゆるせば、鼻の穴にティッシュを詰め込んで鼻水を止める。高頻度に詰め替える。という作業が必要なくらいの重症な花粉症でした。
これを止める力はステロイドの点鼻薬につきます。一般には売ってませんので、必ずお医者さんに処方してもらって下さい。そして用法通りに使ってください。
経口薬とのコンビネーションは花粉症対策のゴールデンコンビです。
点眼も必要です
目の症状もある方は、当然ですが、点眼薬も処方してもらいましょう。
点眼のステロイドもありますが、副作用が不安です。ステロイドの点眼薬の場合は、眼科医の指導の元で使用することをお勧めします。
一般的に抗アレルギー薬の点眼をお勧めします。効果は弱いです。しかし、副作用も弱い。これ重要です。
私(コンタクトレンズ使用者)が勧める使用方法は、帰宅後すぐにコンタクトを外し市販の安い点眼を使用して、目を軽く洗い流します。その後に処方された抗アレルギー薬を使用します。寝るまでに何度か抗アレルギー薬を使用し、できるだけ症状を抑えるようにします。
翌朝は、一番に抗アレルギー薬を使用。しばらく過ごしてからコンタクトを装着します。薬剤とコンタクトの不具合が少し報告されているので、少し時間を空けてから装する必要があります。
前日の点眼が少ないときや、花粉が多い時期など、起床時に目の周囲に目ヤニが付いているときがあります。その場合は、改めて市販薬で再度流してから、抗アレルギー薬を2,3度使用するようにしています。これも少し時間をあけてからコンタクトレンズを装着しましょう。
コンタクトレンズを使用していると、なかなか大変ですが、家での対応をしっかり行うことでより改善効果がみられると思います。
風邪対策にも
お医者さんで薬をもらうメリットは、効果が高い薬剤ともう一つメリットがあります。
このような治療を行うことで、口を閉じて寝ることができます。それは安眠も持たらしますが、喉の乾燥を防ぎ、風の予防にもなるのです。この時期を風邪を引く方も多いと思いますが、この「花粉症から風邪」というのも、かなりの確率で罹っていると思います。
この安眠と風邪。この二つをコントロールできれば、全体的な体調のコントロールにもつながります。
是非、お医者さんを受診し、体調を整えてください。
それ以外の対策
薬があるから大丈夫!と言っても症状はできるだけ抑えるのが大切です。
空気清浄機に助けてもらうことも当然ですが、少しでも症状を抑えるための一工夫を紹介します。
意外に効果が高いといわれてるのが、帰宅時に外で衣類をはたくことと、掃除をまめにすることです。
帰宅時に玄関手前で衣類をはたいて、花粉を落とす動画が以前あったと記憶しているのですが、見つからず…。たしか軽くはたくだけで、半分以下に減っていたと思います。5~10秒ほど、体をはたいて落とすだけでよいので、ぜひ行ってみてください。
掃除は、特に床掃除が重要と言われています。他のアレルギーでも同様ですが、掃除してアレルゲンである花粉を取り除くことは基本であります。特に花粉は重い部類に入るので下のほうにいるので、床掃除(拭き掃除)は大切だといわれています。一工夫と言っても拭き掃除は毛幸大変ですね。掃除機だ下に沈殿した花粉を舞わせてしまう可能性があります。…でも掃除機のほうが楽ですよね。せめて頻度を増やして奇麗にすることが重要かもしれません。
それ以外には、当然メガネとマスクは、できるだけ必須です。花粉と接しないのが一番ですから。
花粉という意味では嫌な季節ではあります。
しかし、花粉症とうまく付き合い、春という季節の訪れを喜びたいものです。ご同輩、頑張りましょう!
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