BOSCH Amazonプライムドラマ ボッシュが面白い
BOSCH オッサンが主人公のドラマ
久しぶりに連続でドラマを見てしまいました。
その名も「BOSCH」
オッサンが主人公のドラマです。
まぁ、もちろん好き嫌いは個人の主観なので、賛否両論あろうと思います。
個人的にはとても面白かったですね。シーズン1から7まで一気に見てしまいました。
このクオリティのドラマをサブプライム用に作れるAmazonという会社、恐るべし。
日本企業を応援したいところではありますが、今の地上波などのTV業界の方では難しいのでしょうね。
ドラマのすじと魅力
ネタバレにならない程度にあらすじを。
娼婦のシングルマザーの子供であったボッシュ。
母の職業の兼合いから、保護施設に預けられることもありましたが、母の愛を感じながら育つ。しかし、母親はボッシュが少年の時に殺されてしまう。
ボッシュ自身、そして娘のマディもそんな母(および祖母)の職業を隠すことなく堂々とすごす。
成人し軍隊の特別部隊(と思われる)退役後、警察官となった。
ロス市警の刑事として、事件解決に向けて日々働くボッシュ。多くの事件の闇や裏側を自分の正義と照らし合わせ、解決に導いていく。というのが基本ストーリー。
離婚して基本独り身のボッシュは、JAZZをこよなく愛し、ロスの100万ドルの夜景の見える部屋に住む。
一方、娘とは仲は悪くないものの、思春期の子供とオッサンの父という微妙な壁を感じながら生きている。
うーん。男としては実にあこがれの姿に見えます。
少なくとも、このようなオッサンにあこがれる世の中のオッサンは多いかと思います。私もその一人。この姿を見るだけでうらやましく…実際には、そんな生活では飽きてしまうのでしょうけどね。
娘との葛藤もきちんと描かれていて、これも自分になぞらえて、うんうんと見てしまいます。
そして、個人的にとても好きなのが「自分なりの正義感」です。
多くの方は、成人し会社に入るなどして、大人として社会の一員となることでしょう。
新人のころは、まず先輩の所作を真似て業務を覚えていきます。
先輩や上司からその会社(社会や業界)の考え方・風習を学び、自分の仕事の大本となっていくことでしょう。
そして数年後に一つのターニングポイントは訪れます。ここで人は大きく二つに分かれていくと思います。
その業界や会社の風習と、自分なりの考え(正義感)をすり合わせて、その人なりの会社活動の礎とする人。
もう一つは、完全に自分ではなく、会社(上司)のいうことを全てYESと従っていく人。
少なくともBOSCHは、全てYESとはしなかった人です。そして同じように会社で自分なりの正義を貫いた人は、若干の痛みとともにBOSCHに惹かれることでしょう。
もちろん会社にYESだけの人も、心から唯々諾々とYESの人は別として、葛藤を抱えながらYESの方も惹かれるのではないかなと思います。
シーズンも7を超え、スピンオフも作られると、多少なりとも賛否が出てくるものです。それが嫌で見るのを止める方もいるでしょう。
私は、結構それもふくめても楽しめました。いい作品だと思います。
どうぞご覧になって下さい。
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