さらばサッカー日本代表 ロシアワールドカップ終了のお知らせ

ロシアワールドカップは終わった。

5月31日、ワールドカップロシア大会のメンバーが発表された。
見事な過去に例の無い「シルバー代表、老害ブルー シルバー人材センター日本代表」が選出されてしまった。サッカー日本代表は終わった。
もう40年近くサッカーをプレイし見てきたが、これほどの絶望は1999年浦和レッズの降格以来だ。
ドーハの悲劇も悲しかったが、日本のサッカー史にとって産みの苦しみとして語り継ぐべき年だ。
しかし今回の選出は、日本サッカー不毛の歴史として長く語られるだろう。その意味について、ここ数日を振り返って書いてみたい。

不毛に終わったテストマッチ

5月30日、西野監督体制になって初の日本代表のテストマッチが開催された。
相手は世界ランク50位のガーナ。55位の日本とほぼ同じランクだが、ワールドカップの出場権は獲得できなかったチームである。ガーナは半分2軍クラスのメンバーで、遠路はるばる日本まで親善試合を行いに来た。
日本代表は、勝たなければならない。いやワールドカップ直前のホームの壮行試合で勝てないのであれば、ワールドカップを辞退すべきくらいの試合であった。
しかし、見事に負けた。
いや、出場権をイタリアに進呈すべきな状態。

しかし少しだけ、試合を振返ってみたいと思う。



あくまでも勝手な所感

勝手に意見を少々。申し訳ないが悪い話から。
1.滅多に試したことのない3-6-1のシステムを導入した西野。3-6-1と言えば格好いいが、要は実質5-3-1。しかも右のウイングバックは原口の起用。これは宝の持ち腐れ。
2.西野の采配ミス。徐々に相手に試合のペースを奪われた中盤以降、ドリブラーが一人も居なくなる。スリッピーなピッチであり、パスが機能しにくい状況では、ドリブラー(宇佐美や原口)を効果的に配置すべきだろう。これでは打開策は無い。
3.ボールを怖がる山口。壁が避けるな馬鹿。予選は山口の貢献も大きかったので残念だ。
4.フリーでパスをもらうが、チャンスにできない香川。シュートも下手になっている。
5.試合から消える岡崎。
6.枠に飛ばない武藤のシュート。気持ちはわかるけどね。
7.長谷部のセンターバックは厳しい。
こんな感じでしょうか。全くいいところが無い。

次によかった点
1.柴崎は後半ゲームの中心にいた。
2.ホンダは、まぁ適当にそれなりだった。(良かったわけではない)
あれ、これだけだ。

以前の記事「サッカー日本代表勝利のための(勝手な)提言その6 監督の解任を」でも記載しましたが、今までやってきたサッカーを元に味付けをするくらいのチーム作りでないと、時間的に間に合うはずがない。

しかし、西野監督が選んだのは3-6-1という新システム。これがメジャーなシステムならまだしも、ほとんどのチームで使っていないシステム。Jリーグでもペトロヴィッチ時代の各チームくらいしか採用していない、どちらかというとマイナーなシステム。選手も困ったでしょうね…。

しかも中盤のトップ下はツーシャドーという扱い。これはだめでしょう。せめてサイドにシャドーという一よりも、左右に広く開いて3-4-3に近い形であれば、パスコースを増やしピッチを広く使うようにすべきでしょう。
やはり従来培ってきた4バックからチーム作りをしないと…。無駄なテストマッチになっちゃった…。



そしてシルバー人材の日本代表

最終的に発表された、日本代表の選手が衝撃的だった。
いや、スポンサーの関係から考えれば予想通りの結果だった。

そもそもワールドカップ日本代表となる基準として、多くの方も同意できる範囲は以下の通りである。
1.予選で獅子奮迅の活躍をした。(日本でいえば、原口ほか)
2.現在リーグで絶好調(例としては本田や大迫?落選した中島・久保もこれ)
3.他の大会などで代表として実績がすごい(これも本田くらいかな。長谷部が微妙)
4.代表としての実績もあり、チームから尊敬されている(入っていないがカズ。コートジボワールのドログバが好例)

これらの基準に、一切入らない選手がいる。
言わずと知れた香川。日本代表のメインスポンサーであるアディダスの広告を背負う男。
予選はほとんど使われず、リーグもケガで3カ月以上お休み。クラブでの実績と比較して代表としての実績は乏しい(岡崎はワールドカップでのゴールが印象的だし)。選手としてのピークも5年前であった感が強い。それでも代表復帰。いやはやスポンサーすごいですね。

はっきり言う。こんなの最低だ。
たまに招集される代表よりも、常に練習しているクラブチームのほうが強いと言われて久しい。しかし国別対抗戦であるワールドカップが、サッカーにとって一番の大会であることは変わらない。
それは勝つことも重要であるが、それ以上に国の誇りをかけた戦いであることが背景にあるからだ。勝つということ以上に、誇りをかけた真剣勝負であるのがワールドカップなのだ。

それを、こんな茶番メンバーでよいのか?日本はシルバー人材チームだぞ。その上、実績も貢献も無い、スポンサーがあるだけの男が入るだぞ。
今すぐ代表を返上し、イタリアに代表権を渡せ。イタリア代表GKブッフォンの涙に失礼だ。出場できないことで、大の男がこれだけの涙を流す。これがワールドカップだ。





以前も記事を書いた(サッカー日本代表への(勝手な)提言)が、日本の誇りをかけてワールドカップを勝つための代表選考をすべきだった。しかし、日本サッカー協会は間違った道を選択した。
もう一度、要旨を再掲する。

1.若い選手を増やすべき

昨日の得点者は、浅野(22歳)と井手口(21歳)。特に井手口は、前半よりフル出場したうえで、後半の最後の時間帯にあのゴールを決めた。相手ディフェンダーと競り合いながらゴールを決めた。あの筋力・体力を持った者を主力として選手選考をすべきである。体力には個人差があり、一概にすべてを若い選手にとは思わないが、一般的には22-27歳前後を中心に若手からベテランまでで編成すべきである。少なくとも現状のベテラン重視では駄目であろう。

2.セーフティファーストの徹底

昨日の試合でもDFの吉田が、ボールをキーパーに取らせようとボールと相手選手の間に体を入れて交錯したシーンがあった。あのようなセーフティよりもボールキープを優先する選手はいらない。相手より早くボールに触り、セーフティに外に蹴りだすことを選択すべきである。つまらないプレーでの失点は、最も避けるべきである。

3.戦略・戦術の徹底

右サイドの浅野と酒井は、縦へのスピードを活かした展開。
左サイドの乾(原口)は、個人でのドリブル突破。
中盤の豊富な運動量によるゲームの支配。
これらがマッチしたのが昨日の試合だと考える。このように選手の特性に合わせた戦術を徹底すべきである。特に浅野を入れてもスピードを活かす展開が以前はあまりなかった。
監督の戦術を理解し、実践できる選手を選択すべきである。

4.カズを入れろ

矛盾するが、カズをロシアに連れていくべきである。特に若い選手が多くなればなるほど、カズという存在自体が心の支えになる。苦しい時、リズムが悪い時、チームのカンフル剤として雰囲気を変えるのもベテランの役目である。カズ以上の適任者はいない。同じチームに存在すること自体がチームに多大なる影響を与える。選手としてのカズは、長い時間は難しいかもしれないが、最も気持ちの強い選手であり、必ずやプレーで応えてくれるであろう。

5.最もやる気があり、調子のよい選手を起用せよ

もうすでに語りつくした。実績・所属チームは関係ない。昨日の乾のように、必死に戦う選手を起用すべきだ。
スポンサーやメディアなどの外野の圧力に負けないよう、強い心で監督は選手を起用してほしい。繰り返すが、実績は関係ない。強い気持ちと調子のよい選手を起用してほしい。



アディダスはもう買わない

俺のワールドカップロシア大会はすでに終了。一応見るだろうけど、試合途中で寝てしまうくらいのモチベーションですな。おそらく3敗で終わるでしょう。いや一つくらい守り切れば引き分けるかもなぁ。まぁ基本的に無理ですね。アトランタの時には神がかった前園が居て、中田がいた。今は「おじいさん、ご飯食べたでしょ」直前の選手ばかり。これで勝ったらブッフォンに失礼です。

決意したことはただ一つ。金輪際アディダスは買わない。絶対に買わない。アディダスを見たら日大タックルかます!(嘘です)。

でも本当にアディダスは買わない。結構服とかも持っているけど、次は候補から外すことを決意。しました。
アディダスの関係も一応過去記事をご参照下さい(サッカー日本代表への(勝手な)提言8 ハリルホジッチ監督解任の真相)。いかにスポンサーが強いか…実感する内容です。背番号すら口に出すようで…。香川先発するんだろうなぁ。

唯一の救いは、一応若いメンバーも居ること。柴崎ら23~27歳の選手を中心に、チームを組んだら多少は勝負になるでしょう。それ以外は、本田・岡崎・香川の思い出ワールドカップになりそうですね。
ちなみに勝手な予想ですが、私個人はポーランドの優勝にかけています。

最後に選手一覧を載せて、終わりにしたいと思います。浦和レッズの選手は怪我しないで帰ってきてくださいね。
【GK】
川島永嗣(35=メッス)
東口順昭(32=G大阪)
中村航輔(23=柏)

【DF】
酒井宏樹(28=マルセイユ)
酒井高徳(27=ハンブルガーSV)
長友佑都(31=ガラタサライ)
槙野智章(31=浦和)
植田直通(23=鹿島)
昌子源(25=鹿島)
遠藤航(25=浦和)
吉田麻也(29=サウサンプトン)

【MF】
長谷部誠(34=フランクフルト)
山口蛍(27=C大阪)
原口元気(27=デュッセルドルフ)
宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ)
大島僚太(25=川崎F)
柴崎岳(26=ヘタフェ)
香川真司(29=ドルトムント)
乾貴士(29=エイバル)
本田圭佑(31=パチューカ)

【FW】
大迫勇也(28=ブレーメン)
岡崎慎司(32=レスター)
武藤嘉紀(25=マインツ)